2018年10月に読んだ本
ブクログより、先月に読んだ本のまとめ。
いわゆる「好きなことを追求できている人」へのインタビューと考察週。デザイナー系の方が多い。こういうことができるといいなと思うし参考にもなるけど、うまくその位置に行けるような立ち回りが重要だと思う。
この本で「支配」と呼んでいる、常識、制約、思い込みに自覚的になって、それを乗り越えるようにすると人生楽しいよという話。個人の生き方としてもそうだし、そもそも人類は知性を使ってできることを増やしてきたという主張は、爽快だし勇気づけられる。
また、人はある程度不自由なほうが生きやすい性質を持っている。他人にはその前提で接して(なんでもやっていいよと丸投げするより、選択肢を提示して一緒に選んであげたほうが物事がスムーズに進む)、一方で自分は「支配」に対して自覚的であることが理想的だと思う。
2 連続でこの手の本を読んでいるのは、この頃かなりキャリアに悩んでいたからです。
各エージェントがそれぞれ合理的な行動をとった場合、ゲームがどう動くのか。そのシミュレーションを見ている感じ。こんなに複雑な設定をどう管理しているんだろうか。しかもそれを魅力的なストーリーで展開できているのは信じられない。
ゴールデンカムイ 15 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 野田サトル
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/09/19
- メディア: Kindle版
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まさかの バーニャにヴィヒタ!
- 作者: リチャード P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/01/14
- メディア: 文庫
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ライナスとか、ハッカーの伝記を読んでいるみたいだった。常識に対して視点がフラットで、合理性に忠実で、好きなことをやっているからだと思う。あとユーモアがずば抜けている。
特にロスアラモス時代の話はとても面白い。下巻も読もう。
画集や解説ではなく、旅行記に近い。率直に後悔や失敗も綴っていて、エゴのなさが気持ちいいエッセイ。筆者はあえて、美術史的な「予習」をしなかったらしく、それは大正解だと思う。
メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)
- 作者: 鶴谷香央理
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2018/05/08
- メディア: Kindle版
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ちょっと勇気を出して、コンフォートゾーンの外側に一歩踏み出すと、嫌な思いをすることはあるかもしれないけれど、自分の世界が広がって楽しい。この楽しさがストレートに伝わってくるし、夏の夕方のような空気感がよく描かれていると思う。
お婆ちゃんの描写も女子高生の描写もそれなりにリアリティを感じたが、何故上手にご年配の描写ができるのか不思議だ。
やばい